相談相手がいることは大事

私としては、仕事で成果を挙げるには相談できる人がいることが非常に重要だと思っています。

一生懸命に取り組む日々が長くなるほど、主観は入ってくるものです。プロとしての経験の表れでもありますが、客観的な意見を取り入れることでパフォーマンスは上昇するでしょう。会社員なら相談する人は上司や同僚が理想ですが、実際には思ったことを全て言える関係ではないですよね。

不必要なことを言葉にすれば不利益を被るので、できるだけ利害関係が生じない人に相談するのがおすすめ。会社の中でも他事業所や、比較的遠い部署に配属されている人なら利害関係は発生しません。ちょっとした愚痴を聞いてもらいたい場合には、学生時代からの友人や社外の知り合いが無難です。

類似の職種の人と仲良くなれば異なる会社や業界の観点からアドバイスできるので、普段の仕事の中では思いつかないアイデアに繋がるかもしれません。業界の常識は、一般社会には通用しないことも多いです。そうした意味でも、ビジネスで成功する人は広い人間関係を持っています。それは商売相手としてでなく、あらゆる意見を聞いて自分の仕事に上手く反映させているからです。

仕事を続ける上で危ないのが、独りよがりになってしまうことです。仕事の悩みを一人で抱え込むと心身ともにダメージを受けて、最悪うつ病になりかねません。そうならないためにも多くの人と触れ合う機会を持って、人に頼るチカラを身につけることが大切だと言えます。

冷静に自分をみつめる

ナース経験からのアドバイス

● なぜもやもやするのか?

看護師として3年もすると、「このままでいいのだろうか…」という漠然とした不安が襲ってきます。ただがむしゃらに一人前の看護師になりたいと頑張ってきた1年目に比べ、余裕が出てきたことにより、病院内での自分の立ち位置や、自分の将来性等がはっきりと見えるようになり悩んでしまう看護師が多いといいます。くしくも看護師が転職を考えるのも2年から3年といわれています。こうした漠然とした不安を乗り越え、ずっと働き続けられる魅力ある病院になるため、病院側も様々な工夫をし始めています。
一度失った目標ややりがいは、もう一度見つけることでやる気がよみがえります。「このままでいいのかな…」と思い始めたら、看護師の第二ステージに立ったということです。これからは人生をかけて追及していきたいテーマを見つけていってほしいと思います。

● プリセプターになって

3年目になると、プリセプターになることもあります。プリセプターとは、新卒求人で入職してきた新人看護師たちを指導する人を指します。
プリセプターは新人をマンツーマンで指導する立場ですが、いざ新人に教えようとすると、なかなか思ったように伝わらず、苦労するといいます。自分ができることと人に教えるのとはまた別の能力が必要です。新たにプリセプターになる人のための研修もされるようになりましたが、いまだに『プリセプターになったけどどう教えたらいいかわからない』という悩みを抱える方もいます。
また、新人も個人差があり、成長も時間がかかる人もいます。中には、指導内容をメモも取らず、「教えられなかった」といわれる人も…。上司からは「何を教えてたんだ」と怒られ、板挟みになる方もいます。
新人さんが、きちんと指導内容のメモを取ったり、しっかりと覚えているな、疑問を感じていないかなと反応をよく見ながら、指導をすることも必要です。
「何でも相談できるお姉さん」「年が近いから悩みを共有できるだろう」ということから、2年目でプリセプターを任される病院もあります。すべての責任を自分だけで抱え込まずに周りの人に相談し、サポートをしてもらってください。